リオ五輪での収穫と課題。
現地時間7月16日。
日本女子バレーボールチームは準々決勝で敗退してしまいました。
けれども、試合内容は決して悪かった訳ではありません。
課題も収穫もたくさんあった良い大会だったのではないでしょうか。
個人的には、アメリカ戦がリオ五輪中に試合した中で1番日本らしい試合だったと思います。
ただ、その良い状況になるまでが遅かった。
予選ラウンドからこのような感じで入れていればまた結果は変わったかも知れませんね。
実際、準々決勝で敗退してしまったチームは全て日本が入っていたAグループでした。
日本が敗れてしてしまったブラジル・ロシア・韓国チームが敗れてしまった。
という状況はとても個人的に悔しいです。
しかし、誰もが経験することが出来ないオリンピック。皆さん緊張していたのでしょう。
観戦していても緊張しました。笑
選手の皆さん、お疲れ様でした!
誠に勝手ながら、リオ五輪での収穫と課題について個人的な意見を書かせていただきます。
課題①レセプション
やはり、世界の壁は厚かったですね。
世界のバレーボール選手は年々と身長の高い選手が増えてきています。
アメリカ戦でも分かりましたが、アメリカのキンバリー・ヒル選手。
ほとんどブロックの上から長いコースに打たれていて、対応ができませんでした。
こうなると、日本はどうしようもありませんね。
眞鍋監督がいつもおっしゃられているように、日本は身長では世界とだいぶ差があるから、常に新しい事をしていかないと勝てない。ということがよく分かりました。
やはり、そのためには1本目(レセプション)が本当に大事になってきます。
2014年ワールドグランプリ決勝ラウンドで日本が行った戦術(ハイブリッド6)。とても機能していたと思います。この戦術もあり、ワールドグランプリで初のメダル、しかも銀メダルを獲得しましたね。
しかし、もしあの大会でレセプションが乱れるシーンがたくさんあったら…。
と考えると、やはり厳しいのでしょう。
やはり、レセプションは本当に大事なものだと改めて思いました。
ファインプレーもありものすごく良かったとは思いますが、もう少しレセプション。特に、選手と選手の間にきたサーブに対してのレセプションをしっかりしてくると日本の次のオリンピックのメダル獲得に大きく前進するのではないかと思います。
課題②大事な場面でのもったいないミス
日本が、相手の流れを断ち切りこれで流れがきた!という時のサーブミスはとてもいたかったですね。
自分もバレーボールをやっているので少しわかるのですが、やはり大事な局面でのサーブは誰もが緊張すると思います。
ただ、そこで攻めたサーブを打たないといけませんよね。
ミスは誰にでもあるのでしょうがないですが、それが多すぎましたね。
日本が目指す4つの世界一の1つ。ミスの少なさ。これが課題ですね。
一方で収穫もあったと思います。
収穫①センター攻撃の積極性
特にアメリカ戦は宮下選手が意識していたのでしょう。
センターにも多くトスを上げ、日本のサイドスパイカーもそのおかげでよく打てていたと思います。
このトス配分も予選から積極的に使えていれば、良かったですね。
けれども、アメリカ戦。とても良い配分で、しかも良い形で使えていたと思うので、これからも期待したいですね。
収穫② ベテラン選手と若手選手のバランス
これは、個人的な感想で収穫とは少し違うと思いますが…。笑
全試合スタメンでコートに立っていた木村選手・荒木選手。
控えでしたが大事な場面でコートに立ち活躍してくれた迫田選手・山口選手。
ロンドン五輪銅メダリストの4人の活躍というのは、ほかの選手達に何かを残してくれたのではないでしょうか。
特に、アメリカ戦の木村選手・荒木選手による第3セットの追い上げ。ものすごく感動しました。
絶対にこの思いのこもったプレーは皆さんの心に響いてくれたはずです。
勝手ながらに生意気なことを書いてしまいましたが…本当にアメリカ戦感動しました。
皆さん、お疲れ様でした。