世界クラブ選手権、今年の優勝は?
リオ五輪も終わり、日本ではVリーグ。海外では、欧州チャンピョンズリーグや、各国のリーグ戦が始まります。
日本にもたくさんの外国人選手が今年プレーされるそうで、とても楽しみです。
そのことについては、また後日更新していきたいと思います!
今回は、10月16日から開催される世界クラブ選手権について書かせていただきます。
世界クラブ選手権に、久光製薬スプリングスは、ワイルドカードとして三大会連続で出場します。
しかし、今年はとても厳しい戦いが待っていると思います。
↓こちらが組み合わせになります。
Pool A
Team A1: Pomì Casalmaggiore
Team A2: Rexona Sesc Rio
Team A3: Eczacibasi VitrA Istanbul
Team A4: PSL Manila
Pool B
Team B1: Bangkok Glass
Team B2: VakifBank Istanbul
Team B3: Volero Zurich
Team B4: Hisamitsu Springs Kobe
本当に強敵ばかりですね。
この中でなんとか2位以内に入り、表彰台を目指して欲しいです。
今年の注目チームは、トルコのEczacibasi VitrA Istanbulです。
去年のクラブ選手権の優勝チームでもあります。
今年からは、たくさんのトッププレイヤーがこのチームに集まってきましたね。
少しですが、このチームについて今回は紹介させていただきたいと思います。
〈今年から加入した注目選手〉
・タイーザ・メネセス(ブラジル)
世界No.1のミドルブロッカーと言っても過言ではない選手で、女王ブラジルにとっても欠かせない選手ですね。
もちろん武器は写真からでも分かるように、"高さ"ですね。
顔が出ていますね…。笑
タイーザ選手はこれが海外リーグ初挑戦となりますので、期待も非常に大きいと思います。
・タチアナ・コシェレワ(ロシア)
数々のタイトルをものにしてきた日本でもおなじみのロシアのエースです。
去年までは、ロシアリーグの強豪「ディナモ・クラスノダール」で活躍し、世界クラブ選手権にも出場しました。
2015年の欧州選手権では優勝の立役者となり、自らもベストアウトサイドスパイカー賞を受賞するなどと、27歳ながら彼女のプレーはいまだ健在です。
・マーヤ・オグニェノビッチ(セルビア)
日本が誇る世界最小最強セッターと呼ばれている竹下佳江選手といつもベストセッター部門を争っていた選手。
32歳になりそろそろ円熟期の後半に差し掛かる頃ですが、彼女のプレーにはそんな年齢をも感じさせないプレーが幾度となく見られます。
世界を渡り歩いてきた彼女が、再びこのチームに戻ってきました!注目ですっ!!
・レイチェル・アダムズ(アメリカ)
2016年リオ五輪で大活躍し、一躍チームの中心選手の一角に肩を並べた将来有望な選手。
持ち前の高さとスピードを武器に、このチームでも活躍してくれることを期待しています!
〈その他の注目選手〉
日本ではもうすでにお馴染みであろうこの選手。攻守にわたりアメリカバレーを今まで牽引してきた選手です。
以前所属していたロシアの「ディナモ・カザン」では、栗原恵選手とチームメイトでした。
彼女の武器は安定したレシーブと平行トスから繰り出される速いテンポのスパイクです。
自らレシーブもし、速いトスを打つ。という本当に難しいであろうことも難なくこなしていくというのが本当に素晴らしいです。
・ティヤナ・ボシュコビッチ(セルビア)
2015年ワールドカップで銀メダル獲得に大車輪の活躍をされた期待のサウスポーエースです。
19歳ながら既にセルビアのレギュラーの座を獲得し、活躍しているのを見ると。やはり世界はすごいなと感じされられます。
彼女の武器は、高い打点から繰り出されるサーブとスパイクです。
サウスポーのサーブやスパイクは少し通常の回転とは異なり、更にブロックもしにくいことから非常に厄介です。更に高さもあるため、非常に取りにくいと思います。
若い選手なのでミスも多いですが、調子が乗ってくると止められない選手です。
・ネスリハン・デミル(トルコ)
トルコが大きな三大大会で結果を残すようになり、注目を浴びるようになったのは彼女の力なしではなかったものだと思います。
最近は、あまりナショナルチームでは目にしませんが、まだまだ現役で活躍しています。
レギュラーとして、あるいは途中出場で流れを変えてくれる本当に頼りになる選手です。
監督:マッシモ・バルボリーニ(イタリア)
イタリア・トルコの代表監督や、佐野優子選手、木村沙織選手が以前所属していたガラタサライの監督、そして昨シーズンは、今年の欧州チャンピオンズリーグで見事優勝を果たしたイタリアのクラブチームVolleyballCasalmaggioreの監督も務めていた非常に素晴らしい監督です。
イタリアのデータバレーは世界の最先端とも言われていますから、おそらく、すごいチームになるのだなと思っております。
以上、ざっと説明させていただきましたが。
世界選抜では⁉︎と言えるほどのメンバーが名を連ねてますね。
ですが少し、レシーブの面ではどうなのかと思うところがありますね。
ここは、ラーソン選手のサーブレシーブが鍵を握ってくると思います。
しかし、レギュラーを勝ち取るのは本当に難しいと思いますね…。
今年の世界クラブ選手権、もちろん我が国、日本から出場する久光製薬スプリングスを応援しますが、Eczacibasi VitrA Istanbulにも期待したいと思います!
リオ五輪での収穫と課題。
現地時間7月16日。
日本女子バレーボールチームは準々決勝で敗退してしまいました。
けれども、試合内容は決して悪かった訳ではありません。
課題も収穫もたくさんあった良い大会だったのではないでしょうか。
個人的には、アメリカ戦がリオ五輪中に試合した中で1番日本らしい試合だったと思います。
ただ、その良い状況になるまでが遅かった。
予選ラウンドからこのような感じで入れていればまた結果は変わったかも知れませんね。
実際、準々決勝で敗退してしまったチームは全て日本が入っていたAグループでした。
日本が敗れてしてしまったブラジル・ロシア・韓国チームが敗れてしまった。
という状況はとても個人的に悔しいです。
しかし、誰もが経験することが出来ないオリンピック。皆さん緊張していたのでしょう。
観戦していても緊張しました。笑
選手の皆さん、お疲れ様でした!
誠に勝手ながら、リオ五輪での収穫と課題について個人的な意見を書かせていただきます。
課題①レセプション
やはり、世界の壁は厚かったですね。
世界のバレーボール選手は年々と身長の高い選手が増えてきています。
アメリカ戦でも分かりましたが、アメリカのキンバリー・ヒル選手。
ほとんどブロックの上から長いコースに打たれていて、対応ができませんでした。
こうなると、日本はどうしようもありませんね。
眞鍋監督がいつもおっしゃられているように、日本は身長では世界とだいぶ差があるから、常に新しい事をしていかないと勝てない。ということがよく分かりました。
やはり、そのためには1本目(レセプション)が本当に大事になってきます。
2014年ワールドグランプリ決勝ラウンドで日本が行った戦術(ハイブリッド6)。とても機能していたと思います。この戦術もあり、ワールドグランプリで初のメダル、しかも銀メダルを獲得しましたね。
しかし、もしあの大会でレセプションが乱れるシーンがたくさんあったら…。
と考えると、やはり厳しいのでしょう。
やはり、レセプションは本当に大事なものだと改めて思いました。
ファインプレーもありものすごく良かったとは思いますが、もう少しレセプション。特に、選手と選手の間にきたサーブに対してのレセプションをしっかりしてくると日本の次のオリンピックのメダル獲得に大きく前進するのではないかと思います。
課題②大事な場面でのもったいないミス
日本が、相手の流れを断ち切りこれで流れがきた!という時のサーブミスはとてもいたかったですね。
自分もバレーボールをやっているので少しわかるのですが、やはり大事な局面でのサーブは誰もが緊張すると思います。
ただ、そこで攻めたサーブを打たないといけませんよね。
ミスは誰にでもあるのでしょうがないですが、それが多すぎましたね。
日本が目指す4つの世界一の1つ。ミスの少なさ。これが課題ですね。
一方で収穫もあったと思います。
収穫①センター攻撃の積極性
特にアメリカ戦は宮下選手が意識していたのでしょう。
センターにも多くトスを上げ、日本のサイドスパイカーもそのおかげでよく打てていたと思います。
このトス配分も予選から積極的に使えていれば、良かったですね。
けれども、アメリカ戦。とても良い配分で、しかも良い形で使えていたと思うので、これからも期待したいですね。
収穫② ベテラン選手と若手選手のバランス
これは、個人的な感想で収穫とは少し違うと思いますが…。笑
全試合スタメンでコートに立っていた木村選手・荒木選手。
控えでしたが大事な場面でコートに立ち活躍してくれた迫田選手・山口選手。
ロンドン五輪銅メダリストの4人の活躍というのは、ほかの選手達に何かを残してくれたのではないでしょうか。
特に、アメリカ戦の木村選手・荒木選手による第3セットの追い上げ。ものすごく感動しました。
絶対にこの思いのこもったプレーは皆さんの心に響いてくれたはずです。
勝手ながらに生意気なことを書いてしまいましたが…本当にアメリカ戦感動しました。
皆さん、お疲れ様でした。
ロンドン五輪とリオ五輪の日本女子バレー
28年ぶりの銅メダルを獲得したロンドン五輪とは一変し、苦しい戦いを強いられているリオ五輪。
一体4年間で何が変わったのか。
勝手ながら個人的な考え書かせていただきます。
遡ること6年前。
2010年世界バレーで、日本女子チームは32年ぶりのメダルを獲得しました。
続けて2011年ワールドカップでも、強敵ブラジル・アメリカをストレートで下しました。中国とは勝点の差で惜しくも4位でしたが、素晴らしい戦いでした。
この2年で日本は大きな三大大会(世界バレー・ワールドカップ・オリンピック)のうち行われた2つの大会でベスト4に入っています。
1つ。ロンドン五輪でメダルを獲得することが出来たのは、前に行われた2つの大会でベスト4以内にはいったということでしょう。
選手自身も、自信を持って戦えていたと思います。(今がそうではないというわけではありませんが。)
ロンドン五輪でも、日本女子バレーボールチームは悲願のメダルを獲得することができました。
なぜ、日本女子バレーボールチームはメダルを獲得することができたのでしょうか。
①守護神、佐野優子選手の存在とレセプション
佐野優子選手がコートに入っているのを見てしまうだけで安心してしまうのは、自分だけでしょうか?笑
本当に安心してみていられます。
当たり前だとは思いますが、レセプションがセッターに返らないと日本らしいコンビの攻撃やミドルの攻撃が使いにくくなってしまいます。
サーブはリベロに打たない。というのが鉄則になっています。
対日本でもやはりそうで、木村選手・新鍋選手が狙われていたと思います。
そんな時も、佐野選手の声かけというのはとても大きいと思いましたね。
しかし、現在行われているリオ五輪ではセッターに返らないシーンがよく見られているなと感じますね。
やはり、佐藤選手は初めてのオリンピックで緊張してなかなか最初は思うようにプレーができていなかったのでしょうか。
経験というのも非常に大きいですから、この大会を通じて何か大きなものを得て欲しいです。
②木村沙織と裏レフトの活躍
日本の 絶対的エースである木村沙織選手はロンドン五輪でも絶好調でした。
大会が終わった時点でも、ベストスコアラーランキング3位となり、やはり木村選手は凄いなと思い知らされました。
しかし、ロンドン五輪では、木村選手だけでなく、対角のレフトを務めた江畑選手・迫田選手の活躍がカギになったのではないかと思います。
江畑選手は特に非常に厳しい試合だった準々決勝の中国戦で、木村選手と共に大車輪の活躍をされましたね。
彼女の活躍なくしてのメダルはなかったと言っても良いほどでした。
迫田選手は3位決定戦の韓国戦で大活躍。ブロンズメダルポイントも決められましたね。
木村選手だけではなく、対角の選手も同じくらい決めてくれていた。というのがポイントだと思います。
現在行われているリオ五輪では、ライトがポイントゲッターとしてレセプションをしないフォーメーションをとっていますね。
しかし、ロンドン五輪でのレセプション隊形はスパイカーでは木村選手とライトの新鍋選手もしくは山口選手で、木村選手の対角はレセプションに参加しない隊形をとっていました。
江畑選手はリオ五輪世界最終予選には出場できなかったものの、ワールドグランプリではとても良い活躍をされていたので選ばれるのでは?と思ったのですが。
やはり、個人的にはとても良いスパイカーをメンバーの人数で選ばれないのは本当にもったいないと思います。
江畑選手にはレフトとして活躍してほしかったですね。しかし、オポジットを起用している以上、それはほぼ不可能ですから。しょうがないですね。
これからの江畑選手に期待したいです。
そして、木村選手の復調ですね。
2012年のロンドン五輪が終わり、なかなか調子が上がらず、特に2014年世界バレー・2015年ワールドカップでは控えに下がる機会がとても増え、もう前の木村選手は見られないのだろうか…と思ってしまいました。
が、リオ五輪世界最終予選では、あの木村選手が戻ってきた!と思うほどの大活躍でした。
これは、リオ五輪の金メダルも期待できるかもしれない!と思いましたね。
しかし、なかなか五輪が始まりましたが調子があがりませんね。
トスをもう少し高くして余裕を持って打てる状況にできるとまた1つ変わってくると思いますね。
やはり、日本の金メダル獲得には木村選手の活躍が必要不可欠です。
いよいよ今日は大一番アメリカ戦です。
世界ランキング1位という強敵中の強敵ですが、日本女子バレーチームの力はこんなものではありません。
頑張ってください!
バレーボールBOYブログ始めました。
まだまだ始めたばかりで不慣れな面もありますが、全日本女子バレーボールチームを中心に、バレーボールの事について色々と思っていること・感じたことをかけていけたらなと思います。
よろしくお願いします。
バレーボールBOY